こんにちは。
刈谷市の呼吸器内科・アレルギー科の野田町メディカルクリニック 院長 菅沼です。
タバコを吸うかたでよく咳やたタンが出たり、つい咳き込んでしまったりすることはありませんか?
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の初期症状は?
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、長い期間タバコの煙を吸い込むことで起きる肺の病気です。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、肺がこわされる肺気腫と気道に慢性的な炎症をおこす慢性気管支炎があります。
最初は、労作時呼吸困難といって、普段は症状がないけれど、階段の昇り降りなどの日常生活で動いたときに、呼吸が苦しくなる症状が現れます。
2~3週間以上(数年以上のことも)咳が続く、タンが出るといった症状もあります。
タバコを吸っているからしょうがない、歳のせいだからしょうがないと考えて、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の初期症状とは認識していない患者さんはとても多いです。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の診断と検査
- 40歳以上でタバコを吸っている方
- 階段の昇り降りで息切れがする
- 常に咳やタンが気になる
このような方はCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の可能性があります。
症状を悪化させないために、禁煙に取り組み、現在の肺の状態を知るために肺機能検査や呼吸抵抗検査をしてみましょう。
野田町メディカルクリニックでは、どちらの検査も行っています。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の治療
COPDと診断された場合は、気管支拡張薬という吸入を行うことが基本的な治療となります。
気管支拡張薬を使うことで、COPDで狭くなった気管支を広げて、
- 呼吸が楽になる
- 呼吸困難感が軽くなる
- 咳、痰などの苦しい症状を和らげる
という効果があります。
COPDは肺や気管支の病気です。
呼吸器内科を受診し呼吸器内科専門医による診察をおすすめします。